2016.9.30 (金曜日)
進化していくウェブを年代を歴代のブラウザと共に見ていく
1990年代から始まったウェブブラウザの歴史ですが、インターネット自体の歴史は1960年代に始まっていました。
それ以前に既にコンピュータ間の通信や端末との通信は行われていましたが、パケット通信の研究が始められたのが1960年代となっています。
そんな、現代に無くてはならなくなった、インターネットですがその歴史を歴代のブラウザと共に2012年までの流れを見ていくサイトが Google Chrome チーム 協力のもと、作られていてとても興味深かったので、今日はそのサイトを紹介したいと思います。
意外と「そーだったんぁー!」なんて事も多く、豆知識として使えるかも知れません。
ウェブの進化
このサイトでは以下の様にウェブの進化を説明しています。
現在のウェブは、動画、写真、インタラクティブなコンテンツをふんだんに使用したウェブページやウェブ アプリであふれています。一般的にあまり知られていませんが、これらすべてを可能にしているのがウェブ技術とブラウザの相互作用なのです。
ウェブ技術が徐々に進化するにつれて、ウェブ デベロッパーは便利で実体験のようなウェブ体験の新時代を築くことができるようになりました。今日のウェブは、オープンなウェブ コミュニティが、HTML5、CSS3、WebGL のようなウェブ技術の定義を支援し、あらゆるウェブ ブラウザでサポートされるように絶え間なく取り組んできた成果といえるでしょう。
このタイムラインのカラーの帯は、現在使用されている多くの優れたウェブ アプリケーションを実現した、ウェブ技術とブラウザの相互作用を表現しています。
といった感じで、実際にサイトの方を見ていってみましょう。
1990 – 1999年
Http, Html の登場により、ウェブブラウザが開発されました。
最初に登場したのが・・・
Mosaic(NCSA Mosaic / エヌシーエスエー・モザイク)
米国立スーパーコンピュータ応用研究所(NCSA)から、1993年にリリースされたウェブブラウザです。
サポートはは1996年に終了しています。
Mosaic 果たしてどれほどの人が知っているのでしょうか、、、。
正直こんなブラウザが有った事、知りませんでした、、、。
次に登場するのが・・・
NetScape(ネットスケープ)
これは、見た事有ります。使った事は有りませんが、、、。
確か、学校に初めてパソコンが導入された際に見た記憶が有ります。
このネットスケープは Mosaic をを開発した NCSA とジム・クラークというアメリカの実業家によって開発されました。
日本では「ネスケ」や「NN」といった略称でも呼ばれ、2008年2月にサポートが終了しました。
そして続いて登場するのが・・・
Opera(オペラ)
ノルウェーのソフトウェア開発会社、オペラ・ソフトウェア (Opera Software ASA) によって現在も製作されているウェブブラウザです。
今現在もサポートが続いているブラウザの中では1番古いのではないでしょうか。
個人的には Internet Explorer(インターネット エクスプローラー)の方が古いと思っていたのでこれは意外でした。
日本語版は「日本では、まだ日本語版が存在しなかったころ、一部の熱狂的な日本の利用者が画面表示の日本語化を試み、その結果が反映されて現在の公式日本語版ができた。」(引用:Opera/wikipedia)という事が有ったそうです。
オタクやファンはいつの時代も偉大です。
そして、いよいよ満を持して登場するのが・・・
Internet Explorer(インターネット エクスプローラー)
皆さんも良くご存知のマイクロソフト社が開発したインターネットエクスプローラー。
世界的にも日本でのシェア率はいまだに高く、多くの方が今も使用しているのではないでしょうか。
因に世界でインターネットエクスプローラーをのシェア率が高いのは日本を含め数カ国しか有りません。
詳しくは「各WEBブラウザの特徴 2015年度まとめ」を参考にしてみて下さい。
1999 – 現在
1995年のインターネットエクスプローターの登場からしばらく、新しいブラウザは登場しませんでした。
そして2003年に入り登場したのが・・・
Safari(サファリ)
皆さん、ご存知アップルにより開発されているウェブブラウザです。
「パソコンで Mac を使っていいて、サファリを使っている。」という人よりも、「iPhone を持っていて、サファリを使っている。」という人の方が多いのではないでしょうか?
当初は、Mac 専用のブラウザでしたが、現在では Windows 上でも使用する事が可能です。
続いて登場したのが・・・
Firefox(Mozilla Firefox / モジラ ファイアフォックス)
現在は、この後に出てくるグーグルクロームが主流ですが、グーグルクロームが浸透する以前は、このファイアフォックスが主流でした。
当時それまでのブラウザにない機能が多く搭載されていたのも有り、とても使いやすくとても重宝した記憶が有ります。
また、開発に当たっては
1998年当時、Netscape が九割近くのシェアを持っていたが、マイクロソフトの Internet Explorer が無料でかつ Windows にバンドルされていたために、凄まじい勢いでシェアを獲得しつつあった。
そのような背景の中で1998年1月22日、ネットスケープは Netscape Communicator 5.0 のソースコードを公開し、オープンソース化することを発表。1998年2月23日、ネットスケープが公開するオープンソースコードを共同開発するために mozilla.org が立ち上げられた。 そして1998年3月31日、Netscape Communicator 5.0 のソースコードが公開される。
(引用: Mozilla Firefox/wikipedia)
という背景が有ったそうです。
ファイアフォックスを開発しているMozilla Foundation(モジラ・ファウンデーション)はオープンソースの Mozilla プロジェクトを支援するために設立された非営利団体だそう。
そして、最後に登場するのが・・・
Google Chrome(グーグル・クローム)
現在世界では圧倒的なシェア数を誇るグーグルクローム。
開発はその名のとおり、グーグルが開発しています。
日本ではインターネットエクスプローラーに続いて第2位のシェア数を誇ります。
詳しくは「各WEBブラウザの特徴 2015年度まとめ」を参考にしてみて下さい。
やはり、生活の一部として無くてはならなくなった Google Map(グーグルマップ)や、圧倒的なシャア数を誇る Gmail などとの使いやすさを考えるとクロームをメインで使う事が1番便利なのかも知れません。
サイトのその他の機能
上記で上げた意外にもサイトには色んな面白い機能が有ります。
各ブラウザのアイコンを押してみて下さい。
歴代のブラウザのバージョンごとのデザインを見る事が出来ます。
あの懐かしのデザインも見ることが出来ますよ。
また、各プログラムの線の帯やプログラムの名前にカーソルを合わせると簡単な説明が表示されます。
上のメニューにある、「インターネットの成長」からは「世界のインターネットユーザー数、世界のインターネットのトラフィック量」の推移も見られます。
まとめ
このように、ブラウザやシステムがどの様な流れで出来ていったのかが目で見て分かると面白いし、意外と勉強にもなりますよね。
個人的にとても興味深かったのは Opera がかなり古くから有るという事もそうですが、グーグルクロームが登場した2008年からの新しいシステムの登場のスピードの早さです。
毎年毎年新しい物が生まれ、日々進化してるネット社会。新しい物が開発され生まれるたびにユーザーをワクワクさせてくれます。そんな事が近年では毎年の様に起っています。
昔アニメで見ていた様な世界が訪れるのもそう遠い話ではないのかもしれませんね。