2016.10.21 (金曜日)

悪質ショッピングサイトにダマされないためのポイント!

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※この記事はあくまで作者個人の経験によるポイントです。

 

警察庁によるサイバー犯罪の状況

 

近年のネット犯罪の増加はとどまる事をしりません。

 

平成26年中

・サイバー犯罪の検挙件数は7,905件と、前年より208件(2.6%) 減少

・サイバー犯罪に関する相談 件数は11万8,100件と、前年より3万3,237件(39.2%)増加し、過去最高の件数 を記録。

・警察が把握した標的型メール攻撃は、前年比約3.5倍 となる1,723件に大幅に増加

・インターネット上の不審 なアクセスは、1日・1IPアドレス当たり491.6件と、前年より58.5%増加

(参照:平成26年中のサイバー空間をめぐる脅威の情勢について / 広報資料  平成27年3月12日 警察庁

 

 

インターネットショッピングでのトラブルに関する相談件数

 

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インターネット通販全体の相談

2012 年度 175,282 件

2013 年度 203,327 件

2014 年度 243,781 件

 

上記相談のうち商品の取引に関する相談

2012 年度 32,408 件

2013 年度 56,265 件

2014 年度 57,696 件

 

(参照:国民生活センター)

 

 

被害事例

 

・お金を振り込んだのに商品が届かない。

・偽ブランド品やコピー品が届いた。

・無料と書いていたのに料金を請求された。

・迷惑メールや迷惑電話が来るようになった。

・クレジットカードで使用したら多額請求が来た。

・返品することになり商品を返品したが返金が無い。

 

など、、、他にも色々な事例が有ります。

 

 

ポイント

 

1. サイトが怪しいと思ったら調べよう!

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初めて使うサイトやサービスは、まずサイト名やサービス名の後ろに「詐欺」と付け足しインターネットで検索してみましょう。
過去に利用した人などの記事が上がっているので参考にしましょう。

※新しい詐欺サイトの場合情報が出て来ない場合も有るので注意しましょう!!!

 

 

2. 「特定商取引法に基づく表記(責任者の個人情報などの表記)」の確認

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ちゃんとしたショッピングサイトには必ず「特定商取引法に基づく表記」「特商法」の記載が有ります。
ネットで商売するには、「特定商取引法に関する記述」が必要なので、これが無いサイトはまず怪しいと思いましょう。

「特定商取引法に関する記述」では運営サイトの情報や責任者の個人情報などを開示する事になっているので、それが開示されていないという事は、怪しいですよね!

 

 

3. 会社名・住所・電話番号を調べてみる

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怪しいな、と思ったら「会社名・住所・電話番号」を検索エンジンで調べましょう。
会社名や責任者名だけでなく、「住所」や「電話番号」も検索してみて下さい。
悪質サイトだった場合は該当する住所がなかったり、もしくは同じ住所や電話番号で過去に詐欺事件などを行っていたりしていた会社がでてくる事があります。 
同じグループが会社名や責任者を変え運営している可能性もあります。

 

 

4. 支払いのページが暗号化されているか

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商品を注文する場合、送付先など個人情報を入力することになると思います。

その際は、以下をチェックしましょう。

 

・鍵マークの確認

ブラウザに「カギマーク」が表示されているか確認しましょう。

このマークは、表示しているWebサイトにSSL/TLSが使用されていることを証明するもので、SSLは情報を暗号化して送信し、途中で解読されることを防ぎます。

 

・ブラウザーのアドレスの確認

サイトのアドレスが、「https:// ~」で始まっているか確認しましょう。

 

 

 

楽天

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日本のショッピングサイトの最大手と言えば楽天!

 

Amazon を除く海外の通販サイトが日本に進出出来ない原因の1つに日本の楽天市場の大きさがあるほどです。

 

そんな楽天に最近「楽天市場の偽サイト」が現れています。

 

ニセ楽天市場は2500種類を超えています。

 

公式サイトでも警告が出されています!

楽天を偽装したサイト等にご注意ください(2015年8月11日 更新)

 

 

特徴

 

「楽天を装ったWEBサイト」一覧(2015年8月11日 更新)

 

・楽天市場のロゴやバナーを掲示するなど正規の楽天市場や出店ショップにそっくり

・本物のサイトからコピーした画像を貼るなどして偽装している

・ユーザーが商品を注文しようとすると、会員登録ページに似た偽のフォームに誘導

・楽天会員登録のユーザIDやパスワードなど、個人情報の入力を行わない

・代金を振り込む際、振込口座が「楽天銀行 楽天市場支店」になっていない

 

などが上げられています。

 

 

 

楽天を装った迷惑メール

 

ご報告いただいた「楽天を装ったメールの送信元アドレス」一覧

 

差出人:myinfo@rakuten.co.jp
件名  :「2015/2/10日付ご注文№******」

 

最近では上記の様な「楽天市場を装った迷惑メール」を受け取ったという報告が、多くのユーザーから寄せられているようになっている様です。

 

 

まとめ

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インターネットの悪質サイトは今までも色々と手口を変えてあの手この手でダマしてきます。

 

これからも、色々な手を使ってくる事が考えられるので、上記で述べた事があくまでも全てでは有りません。

 

ネットは便利ですがそれなりのリスクも勿論有ることを理解しましょう。

 

消費者庁では「インターネット消費者トラブル防止キャンペーン」を作成し注意を呼びかけているのでチェックしましょう!

 

また、

 

[消費者庁]  インターネットを安全に利用し、楽しむための7か条

[総務省] インターネットトラブル事例解説集(平成 26 年度版)

 

もチェックすると良いでしょう。

 

そして、もし利用して怪しい、騙されたと思ったら、すぐに警察に相談しましょう。

都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口等一覧