2016.7.17 (日曜日)
うさぎが迎える浦和の鎮守「調神社」
弊社の本社所在地は、埼玉県さいたま市浦和区です。
浦和は、文教都市として、また最近は、多くの商業施設が浦和駅周辺に出店し、賑わいをみせています。
浦和は、古くは中山道の宿場町として栄え、その名残を随所に感じる歴史と趣がある街です。
この浦和の鎮守、守り神のような存在として知られるのが「調神社」、通称「つきのみや」です。
調神社の御祭神は、天照大御神、豊宇気毘賣神、素盞嗚尊の3神です。
社記「調宮縁起」によれば、第10代崇神天皇の勅命により創建。
紀元前なので、調神社は2000年以上前から存在していたことになります。
つきのみやは、なんといっても「うさぎ」の神社として有名です。
境内への入り口には、狛犬ではなく、かわいい狛うさぎが迎えてくれます。
神社の見張り役、用心棒的なイメージの狛犬と比べ、つきのみやの狛うさぎは、ソフトな印象です。
境内にも、手水場、池など、たくさんのうさぎがいらっしゃいます。
私は、地元育ちですが、つきのみやは子供の頃から何となくありがたい神社として、折にふれてお参りしていました。
つきのみやの“つき”から、ツキがあるとか、パワースポットなどとも言われますが、いわれはさておき、
訪れると心が落ち着き、洗われるような気がします。
さいたま市の天然記念物に指定されている境内の古木林は、ケヤキやムクノキの大木が、つきのみやのうつくしい緑の景観をつくっています。
毎年、正月には初詣に訪れる人で混雑し、参拝客の大行列ができます。
そして、正月の初詣と並び、多くの人が訪れるのが、毎年12月12日に行われる酉の市、「十二日まち」です。
いつもは静かで落ち着いた境内に、きらびやかな熊手が並び、威勢のいい三本締めの声が響く様子は、浦和の年の瀬の風物詩です。
神社の由来や七不思議など、つきのみやの見どころはいろいろありますが、
私個人的におすすめしたいのが、拝殿の北東にある「旧本殿」のお参りです。
昨年に改修されて、これまでの朱塗りのこじんまりした祠から、黒塗りの荘厳なお社に様変わりしましたが、こちらの旧本殿には、たいへんご利益がある気がします(あくまで、個人の感想です)。
神社仏閣が好きな方はもちろん、浦和に初めてお越しの方も、ぜひこの浦和を代表する「調神社」、つきのみやさんを訪れてみてください。
調神社
住所:埼玉県さいたま市浦和区岸町3-17-25
電話:048-822-2254
アクセス 浦和駅西口より徒歩約15分